温凊(読み)オンセイ

デジタル大辞泉 「温凊」の意味・読み・例文・類語

おん‐せい〔ヲン‐〕【温×凊】

《「礼記」曲礼上から》子が父母に礼をもって仕え、冬は父母の身をあたたかくし、夏は涼しくすること。

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精選版 日本国語大辞典 「温凊」の意味・読み・例文・類語

おん‐せい ヲン‥【温凊】

〘名〙 (「礼記‐曲礼上」の「凡為人子之礼、冬温而夏凊、昏定而晨省」から出た語。寒い冬には温かくし、暑い夏には凊(すず)しくするというところから) 父母によく仕えて孝行すること。
江都督納言願文集(平安後)三「晨昏温清之昨志、翻為長夜之別」 〔顔氏家訓‐序致〕

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