煙の波(読み)ケブリノナミ

デジタル大辞泉 「煙の波」の意味・読み・例文・類語

けぶり‐の‐なみ【煙の波】

遠く煙のようにかすんで見える波。
「海漫々として、雲の波―深く」〈平家・二〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「煙の波」の意味・読み・例文・類語

けぶり【煙】 の 波(なみ)

はるか遠くに煙のようにかすんで見える波。また、煙が幾重にも立ち重なって波のように見えるのをたとえていう語。
※栄花(1028‐92頃)浦々の別「雲の波けぶりの浪を立ち隔て、あひ見むことの遙かなるかな」

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