知振(読み)しったぶり

精選版 日本国語大辞典 「知振」の意味・読み・例文・類語

しった‐ぶり【知振】

〘名〙 (「しったふり」「しったぷり」とも) =しったかぶり(知━振)
※天草本伊曾保(1593)驢馬と狐の事「ナニヲモ シラデ xittaburiuo(シッタブリヲ)セバ、タチマチ ゴンカニ ヒトカラ ミシラレテ」

しったり‐ぶり【知振】

〘名〙 (形動) =しったかぶり(知━振)
※両足院本周易抄(1477)一「蒙々としていたが、聖人ぞ。知たりぶりするは、わるいぞ」

しったか‐ぶ・る【知振】

〘自ラ五(四)〙 知ったかぶりをする。
※悉皆屋康吉(1945)〈舟橋聖一〉五「あなたは人がいいのね。言葉には裏があるのがわかんないの。それに、何でも知ったか振って」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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