笹鳴き(読み)ササナキ

デジタル大辞泉 「笹鳴き」の意味・読み・例文・類語

ささ‐なき【×笹鳴き/小鳴き】

冬、ウグイス茂みの中などでチャッチャッと鳴くこと。また、その鳴き方。 冬》藪鶯やぶうぐいす

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の笹鳴きの言及

【ウグイス(鶯)】より

…姿を見せることは少なく,やぶ中をチャッ,チャッという声を出しながら移動していく。この声を〈笹(ささ)鳴き〉,このウグイスを〈やぶウグイス〉と呼ぶことがある。また谷から谷にひびき渡るように鋭くキキキキキッキョキッキョと鳴くのは〈谷渡り〉といわれる。…

【地鳴き】より

さえずりは普通繁殖期にしか出されないが,地鳴きは一年を通じて出される。ウグイスではホーホケキョがさえずり,チャッチャッが地鳴き(この鳥の場合は特別に〈笹鳴き〉とも言われる)。地鳴きは,個体間の居場所の確認,警戒,威嚇,争いなどに使われる。…

※「笹鳴き」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」