茂み(読み)シゲミ

デジタル大辞泉 「茂み」の意味・読み・例文・類語

しげ‐み【茂み/繁み】

草木の生い茂っている所。「あしの―」 夏》
[類語]草むら

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「茂み」の意味・読み・例文・類語

しげ‐み【茂み・繁み】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「み」は接尾語 ) 草木の生いしげったところ。《 季語・夏 》
    1. [初出の実例]「夏の野の繁見(しげみ)に咲ける姫百合の知らえぬ恋は苦しきものそ」(出典万葉集(8C後)八・一五〇〇)
    2. 「夏山の茂(シゲ)みが下に夜を明す」(出典:太平記(14C後)一四)

しげ‐み【茂み・繁み】

  1. ( 形容詞「しげし」の語幹に「み」の付いたもの。→ ) 多いので。うるさいので。
    1. [初出の実例]「うつせみの人目を繁見(しげみ)いはばしの間近き君に恋ひわたるかも」(出典:万葉集(8C後)四・五九七)

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