響搨(読み)きようとう(きやうたふ)

普及版 字通 「響搨」の読み・字形・画数・意味

【響搨】きようとう(きやうたふ)

透き写し。搨。唐・何延之〔蘭亭始末記〕貧に一眞跡~(蘭亭)り。頗(すこ)ぶる亦た常に殊なりと。(佯(いつは)り笑つて曰く、數(しばしば)亂離を經たるに、眞跡豈にらんや。必ず是れ搨僞作ならんのみと。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の響搨の言及

【双鉤塡墨】より

…書画,とりわけ書跡の複製を作る方法。響搨(きようとう)ともいう。その方法は複写しようとする原本の上を透視できる紙で覆い,穂先の利く筆で細線を引いて文字の輪郭を正確に写し,輪郭線だけで籠字(かごじ)にとる,これを双鉤(集字)という。…

※「響搨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」