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『ライラの冒険』 らいらのぼうけん

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知恵蔵の解説

『ライラの冒険』

イギリスの作家、フィリップ・プルマン(Philip Pullman)による、3部作の冒険ファンタジーで、原題はHis Dark Materials。物語は、オックスフォード大学ジョーダン学寮に住む、12歳の少女ライラが、周囲で連続して行方不明になった子供たちの行方を追い、真実を示す真理計(アレシオメーター)を手に、パンタライモン(自分の分身である動物)とともに冒険するもの。第1作『黄金の羅針盤』(The Golden Compass)は1995年カーネギーメダルを受賞し、2007年には、過去のカーネギー・メダル受賞作のなかで最高傑作の選定で1位となり、「カーネギー・オブ・カーネギーズ」(Carnegie of Carnegies)にも輝いている。しかし、文学として高い評価を得ている反面、偽の神の登場や、神や天国への反乱が描かれていることから、キリスト教団体から激しい批判を受けている。また、第1部を映画化した『ライラの冒険:黄金の羅針盤』(クリス・ワイツ監督、米国、07年)に対しても、キリスト教団体からボイコットが呼びかけられている。

(岩井洋 関西国際大学教授 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
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