あいくち

精選版 日本国語大辞典 「あいくち」の意味・読み・例文・類語

あい‐くち【脣】

〘名〙 くちびるが開いて、歯が現われること。また、そういう癖のあること。
※十巻本和名抄(934頃)二「脣 説文云〈牛善反 文選云脣 師説阿以久知〉口張歯見也」
[補注]「二十巻本和名抄‐三」などには「阿比久知」とあるが、「箋注和名抄」では「蓋開口之義、作阿比恐非」としてアキクチの音便と考えている。

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