アドミラル・グズネツオフ(読み)アドミラルグズネツオフ(その他表記)Admiral Kuznetsov

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

アドミラル・グズネツオフ
アドミラルグズネツオフ
Admiral Kuznetsov

ソ連が初めて建造した通常航空機の運用ができる本格的な大型空母。正式名称は Admiral Flota Sovetskogo Soyuza Kuznetsov (ソ連邦海軍元帥クズネツオフ) 。排水量6万 7500t,全長 304.5m,幅 70.3m,喫水 11m,推進機関は蒸気タービン4機で 20万馬力,速力 30ノットといわれている。固定翼搭載機は艦載型の Su-27Kを 24機,そのほかにカモフ Ka-27ヘリコプタを 14~18機搭載するとみられる。固定兵装は空母単独でも戦闘が可能であるように設計されているために重武装で,SA-N-11短 SAM発射基を組合せたものを8セット,対艦ミサイルとして VLSに SS-N-19シップレック SSMを 12発,さらに RBU-12000対戦ロケット発射基を2基搭載している。現在はロシア海軍北洋艦隊に所属している。

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