あぶくま洞(読み)アブクマドウ

デジタル大辞泉 「あぶくま洞」の意味・読み・例文・類語

あぶくま‐どう【あぶくま洞】

福島県田村市にある鍾乳洞しょうにゅうどうカルスト台地の仙台ひら南部にあり、昭和44年(1969)石灰岩採石場跡で発見された。洞内には鍾乳石石筍せきじゅんが多く見られ、観光地としてにぎわう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のあぶくま洞の言及

【大滝根山】より

…西斜面に続く仙台平(せんだいひら)は標高850m前後の石灰岩台地であり,その北部と南部では石灰岩が採掘され,大越町のセメント工場に搬出されている。台地の表面には大小のドリーネが発達し,西の山腹には入水(いりみず)鍾乳洞(天),南部には1969年に発見されたあぶくま洞がある。大滝根山付近は阿武隈高原中部県立自然公園の一部となっている。…

【滝根[町]】より

…近年は電気部品組立て,レンズ研磨などの工業が立地している。1927年に菅谷で入水(いりみず)鍾乳洞(天)が,69年には釜山採石場で新鍾乳洞が発見され,あぶくま洞として一般公開されている。みやげ品となる大理石の加工業も盛ん。…

※「あぶくま洞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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