ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アラコシア」の意味・わかりやすい解説 アラコシアArachosia 現在のアフガニスタン南部のカンダハール地方に古代ギリシア人があてた呼称。古代ペルシア語でハラフバティ Harahuvati (サンスクリット語のサラスバティ Sarasvati,すなわち「河川に恵まれた」の意) と呼ばれたヘルマンド川上流域の肥沃なこの地には,早くからインド・イラン語族が定着。アケメネス朝期にはサトラピーが設置され,同朝の東方経営の一つの拠点であった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報