アントチェア(英語表記)ant chair

家とインテリアの用語がわかる辞典 「アントチェア」の解説

アントチェア【ant chair】

デンマークの建築家・デザイナー、アルネ・ヤコブセンが1952年にデザインした椅子(いす)。くびれを持つ丸みのある背もたれと座面プライウッド製で、世界で初めて立体的な一体成型を実現させた椅子として知られる。デンマークの製薬会社、ノボノルディスク社の社員食堂用に作られた。デンマークのフリッツ・ハンセン社が製造する。元来は3本脚だが、現在は4本脚のものも作られている。◇「アント」は「蟻(あり)」の意。背もたれの形と細い脚が蟻のように見えることからこの名がある。「アリンコチェア」ともいう。

出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android