ウィリアムソン反応(読み)ウィリアムソンはんのう(その他表記)Williamson reaction

改訂新版 世界大百科事典 「ウィリアムソン反応」の意味・わかりやすい解説

ウィリアムソン反応 (ウィリアムソンはんのう)
Williamson reaction

ハロゲン化アルキルまたはジアルキル硫酸によってアルコキシドまたはフェノキシドアルキル化してエーテル類を合成する反応

 RONa+R′X─→ROR′+NaX

 C6H5ONa+R2SO4─→C6H5OR+NaRSO4

1852年,イギリスのA.W.ウィリアムソンによって発見された反応で,エーテル類の簡便な好収率の反応として知られている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 友田

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android