アルコラート(alcoholate)ともいう.アルコールのヒドロキシ基の水素を金属で置換した化合物をいう.アルコキシドは対応するアルコールの名称の語幹をとってCH3OM(MはNa,K,Ca,Alなどの金属)はメトキシド,C2H5OMはエトキシドなどという.アルカリ金属をアルコールに溶かすと水素を発生してアルコキシドを生成する.水酸化カリウム,水酸化ナトリウムをアルコールに溶かしてもアルコキシドが生成するが,水分が共存することになる.アルミニウムアルコキシドは少量の塩化水銀(Ⅱ)の共存下にアルミニウムとアルコールを加熱してつくる.アルコキシドはアルコキシド陰イオンを発生させるもので,この陰イオンが直接求核反応に関与するとアルコキシ化が起こり,反応にあずかる物質からプロトンを奪って反応を誘起すると,縮合剤として作用することになる.高級アルコールのアニオンを発生させるには,水素化ナトリウムがよく用いられる.アルミニウムアルコキシドは,メアワイン-ポンドルフ-バーレー還元の反応試剤として重要である.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...