知恵蔵 「ウェンディーズ」の解説
ウェンディーズ
日本での出店は1980年、大手スーパーのダイエーグループがFC契約を結んで東京・銀座にオープンしたのが最初。首都圏を中心に全国にチェーン展開し、2000年頃には100店舗まで増えたが、ダイエーの経営再建の過程で02年、牛丼チェーンの「すき家」などを展開するゼンショーグループに売却された。そのゼンショーグループも09年12月末、契約終了を機に全71店舗を閉鎖して事業から退いた。
国内のハンバーガー業界は、マクドナルド約3700店舗、モスバーガー約1300店舗、ロッテリア約500店舗などがある(09-10年)。他のファストフードとの競争もあるなか、低価格バーガーや大型バーガーを提供するなど、メニューやサービスを工夫しながら激戦を繰り広げている。日本撤退・再参入を果たした米ハンバーガーチェーンには、93年進出、01年撤退、07年再進出のバーガーキングがある。
(原田英美 ライター / 2010年)
出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報