デジタル大辞泉
「チェーン」の意味・読み・例文・類語
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チェーン
- 〘 名詞 〙 ( [英語] chain )
- ① 鎖。
- [初出の実例]「艇が何度の角度で沈んだ、ガソリンが室内に充ちた、チェインが切れた」(出典:艇長の遺書と中佐の詩(1910)〈夏目漱石〉)
- ② 積雪時に車が走行する際に、滑るのを防ぐためにタイヤに装着する鎖。
- [初出の実例]「タイヤにチェーンを巻かない車は通行禁止する」(出典:鴛鴦の間(1955‐56)〈舟橋聖一〉七)
- ③ 自転車やオートバイで、ペダルやエンジンの推力を車輪に伝えるための鎖。
- [初出の実例]「やや新しいものに自転車のチヱンがある」(出典:不良青少年少女の実相(1930)〈和田信義〉)
- ④ 仕入れや経営などが同一資本による小売商店やホテル、映画館などの系列。また、そうした系列を成していること。
- [初出の実例]「つひ此間までパラマウントのチェインだった電気館が断然日本物に転換し」(出典:新版大東京案内(1929)〈今和次郎〉享楽の東京)
- ⑤ ヤード‐ポンド法における距離の単位。一チェーンは六六フィート。または二二ヤード(約二〇・一二メートル)。
チェーン
- ( Sir Ernst Boris Chain サー=アーンスト=ボリス━ ) イギリスの生化学者。ドイツ生まれ。ロンドン大学教授。抗生物質を研究、ペニシリンの療法を確立した。一九四五年フレミング、フローリーとともにノーベル生理・医学賞受賞。(一九〇六‐七九)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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チェーン
Chain, Ernst Boris
[生]1906.6.19. ベルリン
[没]1979.8.12. アイルランド
ドイツ系のイギリスの生化学者。 1930年フリードリヒ=ウィルヘルム大学卒業後,ベルリン慈善病院の病理学研究所に入る。 33年イギリスに亡命,ケンブリッジの F.ホプキンスのもとで生化学を修め,35年 H.フローリーに招かれてオックスフォード大学病理学講師となる。 49年ロイヤル・ソサエティ会員。 61~73年ロンドン大学生化学教授。 A.フレミングが 28年に発見したペニシリンをフローリーとともに分離,精製して,最初の臨床実験を行なった。その功績により 45年フレミング,フローリーとともにノーベル生理学・医学賞を受賞した。
チェーン
chain
鎖。多数の同じ形状の金属環 (リングプレート) をピンでつなぎ合せたもの。強靭な鋼でつくられている。ローラチェーンとサイレントチェーンとがある。スプロケットと噛み合せながら,チェーン全体を連続的に回転させて動力の伝導,物体の運搬や引張りあるいは吊上げなどの用途に使う。ローラチェーンはピッチが伸びると騒音や振動を生じる。この欠点をなくしたのがサイレントチェーンで,鋼板を特殊な形に打抜き製作したリングプレートを多数重ねピンで連結している。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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チェーン
英国の病理学者。ドイツに生まれベルリン大学およびケンブリッジ大学に学び,オックスフォード大学講師。H.W.フローリーの協力者としてペニシリンの臨床的応用に成功。1945年ノーベル生理医学賞。
→関連項目フローリー
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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チェーン
生年月日:1777年2月3日
スコットランドの医者
1836年没
出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内のチェーンの言及
【鎖】より
…チェーンともいう。金属製の環やリンクプレートを継いでつくられた索条。…
【エーカー】より
…この1ポール×1ファーロングの面積はルードroodと呼ばれ,エーカーは4ルードに等しい。また4ポールは測量用の長さの単位として用いられ,チェーンchainという。この単位を用いると,エーカーは1チェーン×10チェーン,すなわち10平方チェーンとなる。…
※「チェーン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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