法則の辞典 「オサン式」の解説 オサン式【Osann's formula】 岩石の化学成分中の重要な成分として,SiO2,TiO2,Al2O3,FeO (+Fe2O3),MgO,CaO,Na2O,K2O などの各分子比(モル比)を算出して合計を100となるように換算してから,次のような値を求める S=SiO2+(TiO2+ZrO2+P2O5) A=Na2O+K2O C=Al2O3-A F=FeO+MgO+CaO-C これらの9種の値をもって岩石の化学的性質を代表させたものをオサン式という.この中で a は酸性斜長石またはカリ長石の量に相当し,c は灰長石の量,f は有色鉱物の量にほぼ相当する尺度となる.k が1より大ならば遊離ケイ酸分の存在が示される. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報 Sponserd by