出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
斜長石を6種に細分したときの1種で、もっともカルシウム分に富む鉱物。単純な結晶面からなる短柱状結晶をなすことが多い。石英と共存しないのが普通である。玄武岩の斑晶(はんしょう)、あるいは玄武岩質マグマ中に生成されていた結晶が火山爆発によって噴出され、火山灰や火山礫(れき)とともに堆積(たいせき)する例がある。これらの産状に属する東京都三宅(みやけ)島、北海道倶多楽(くったら)湖周辺の灰長石巨晶は世界的に有名である。ほかに、斜方輝石斑糲(はんれい)岩中に、また、石灰岩、苦灰岩あるいはケイ酸分に乏しくカルシウム分に富んだ岩石が比較的高温の変成作用を受けた岩石中にも産する。名称は、この鉱物が三斜晶系であり、まっすぐでないという意味のギリシア語から由来し、和名は化学組成による。
[松原 聰]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…組成範囲によって次のような名が与えられている。Ab100An0~Ab90An10=アルバイトalbite(曹長石),Ab90An10~Ab70An30=オリゴクレースoligoclase(灰曹長石),Ab70An30~Ab50An50=アンデシンandesine(中性長石),Ab50An50~Ab30An70=ラブラドライトlabradorite(曹灰長石),Ab30An70~Ab10An90=バイトウナイトbytownite(亜灰長石),Ab10An90~Ab0An100=アノーサイトanorthite(灰長石)。斜長石は,火成岩をはじめ変成岩,堆積岩に広く産する。…
※「灰長石」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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