英国のミステリー作家アガサ・クリスティの代表作(1934)。原題《Murder on the Orient Express,〈別〉Murder in the Calais Coach》。雪で立ち往生した国際列車オリエント急行車内で殺人事件が発生、名探偵エルキュール・ポアロは乗員乗客12人の証言をもとに推理を進める。『十二の刺傷』の邦題もある。1974年にはシドニー・ルメット監督により豪華キャストで映画化され話題となる。2017年にはケネス・ブラナーの監督・主演により映画化された(映画の邦題はいずれも『オリエント急行殺人事件』)。