かなとこ雲(読み)かなとこぐも(その他表記)anvil cloud

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「かなとこ雲」の意味・わかりやすい解説

かなとこ雲
かなとこぐも
anvil cloud

発達した積乱雲の衰弱期に見られる。積乱雲の頭部がかなとこ(鉄床)のような形をしているためこのように呼ばれる。雲頂は発達して圏界面付近まで達しており,この付近の強い風のため頂上付近の雲が水平に流されてかなとこ型になる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android