かぶせ茶(読み)かぶせちゃ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「かぶせ茶」の意味・わかりやすい解説

かぶせ茶
かぶせちゃ

わら,むしろ,寒冷紗で簡単におおった茶畑から摘採した茶葉原料として生産された茶で,市場では玉露の下級品,煎茶の上級品に配合されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のかぶせ茶の言及

【チャ(茶)】より

… 特殊な栽培法として,摘採前約20日間,わら,こもなどで95%程度遮光する覆下(おいした∥おおいした)園があり,玉露,てん(碾)茶など高級茶を生産する。また,防霜も兼ね,寒冷紗(しや)などで60%程度遮光する場合もあり,このような園から,かぶせ茶が生産される。春,萌芽後の降霜は一番茶に重大な被害を与えるので,これら被覆法のほか,送風法,散水法,加熱法,薫煙法などの防霜対策がとられる。…

※「かぶせ茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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