山川 世界史小辞典 改訂新版 「カープア侯国」の解説
カープア侯国(カープアこうこく)
Principality of Capua
中世南イタリアのランゴバルド系侯国の一つ。900年,カープア伯がベネヴェント侯に即位してカープア・ベネヴェント統一侯国が始まり,982年にベネヴェント侯国とカープア侯国が分離することによって成立した。1062年,ノルマン人のアヴェルサ伯リカルドがカープア侯国を征服し,みずからカープア侯となる。1135年には,ノルマン・シチリア王国に吸収された。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報