クリシュナミシュラ(その他表記)Kṛṣṇamiśra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クリシュナミシュラ」の意味・わかりやすい解説

クリシュナミシュラ
Kṛṣṇamiśra

インドチャンデッラ朝のキールティバルマン王 (1050~1116) の宮廷詩人。サンスクリット語の比喩劇『プラボーダチャンドローダヤ (悟りの月の出) 』 Prabodhacandrodayaの作者

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世界大百科事典(旧版)内のクリシュナミシュラの言及

【インド演劇】より

…このほか10種のルーパカの1種にプラハサナprahasana(笑劇)という1幕のこっけいな茶番劇があり,同じような1幕の通俗劇でただ1人の俳優が演ずる独白劇バーナbhāṇaもある。中央アジアで発見されたアシュバゴーシャの戯曲断片の一つに,宗教的な抽象概念を擬人化して演技させる寓意劇(または譬喩劇)とよばれるものがあるが,後にクリシュナミシュラKṛṣṇamiśra(11世紀)は,ビシュヌ派の教義を宣揚した6幕の寓意劇《プラボーダチャンドローダヤPrabodhacandrodaya(悟りの月の出)》を出して劇壇に新しい形式の流行をもたらした。
[俳優]
 古代のインド劇では,女形はきわめてまれで,一座は男優と女優から成り,一座を率いる座頭(スートラダーラsūtradhāra)は座員を指導するとともに,自らプロローグに登場して劇の作者および内容を紹介した。…

※「クリシュナミシュラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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