ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「クルク語」の意味・わかりやすい解説
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…インドの代表的原住民部族の一つ。ビハール州南部のチョタナーグプル高原に住み,人口は60万を超すといわれている(1961)。インド原住民一般と等しくプロト・オーストラロイドないしベッディードと呼ばれる人種型に属し,スリランカの原住民ベッダ族に通ずる人種的特徴を示す。使用言語はクルクー語といわれ,南インドのドラビダ語の系統とされるが,固有の言語であったかどうかは明らかでない。元来は焼畑耕作を営んでいたと考えられるが,現在は高原での定着水稲栽培を営む。…
…また中部ドラビダ語には,中央インドのクイ語Kui(50万人),クビ語(20万人),コラーミ語(5万人),ゴーンディ語Gondi(150万人)などが含まれるほか,ドラビダ語族中,最大の話者人口をもつテルグ語(アーンドラ・プラデーシュ州,4900万人)も含まれると考えられている。さらに北ドラビダ語として,クルク語Kurukh(114万人),マールト語(9万人),そしてはるかバルーチスターンに孤立しているブラーフーイー語Brahui(30万人)がある。これらドラビダ諸語の話者人口は,インド総人口の約25%に相当する。…
※「クルク語」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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