ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「グラールス州」の意味・わかりやすい解説 グラールス〔州〕グラールスGlarus スイス東部,チューリヒの南東,ワレン湖に注ぐリント川流域の州。州都グラールス。集落はおもにリント川の深い谷間にあり,周囲を高い山で囲まれる。かつてはゼッキンゲンの修道院の所領,次いでハプスブルク家領であったが,1352年にスイス同盟に加わり,88年ネーフェルスの戦いでオーストリア軍を破り,完全な独立を得た。住民はほぼ全員がドイツ語を話し,約3分の2がプロテスタント。牧畜のほか,綿織物,染色,スレート工業などが行われ,グラールス市を中心にスキー,家具も製造される。リント川の水力開発が進んでいる。面積 684km2。人口3万 7648 (1991推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by