グリーンランディアン

最新 地学事典 「グリーンランディアン」の解説

グリーンランディアン

Greenlandian(Stage)

2018年に国際地質科学連合(IUGS)の国際層序委員会(ICS)により完新統/完新世を3つに分割するという決定がなされ,完新統/完新世のうちの下部完新統/前期完新世のこと。グリーンランディアン階/期は西暦2000年を基準にした11,700年前に始まり8,236年前までを指す。つまり完新世の開始から8.2kaイベントまで。ノースグリップ(NGRIP氷床コアに国際境界模式層断面と断面上のポイント(GSSP)が定められた。下限はグリーンランド氷床中央部において得られた氷床コアの1492.45mの深度。これは1409.83m(10,347年前)のSaksunarvatnというテフラと1506.14m(12,171年前)のVedde Ashというテフラの層準の間に存在する。この時期はヤンガードライアス期と呼ばれる寒冷期の終了時期とそれに続く温暖化の開始時期に相当する。副模式地としてはドイツのEifelmaar湖,カナダのSplan Pond,日本の水月湖,ニュージーランドのMaratoto湖とベネズエラのカリアコ海盆の海底堆積物の5地点が選定された。参考文献平林頌子ほか(2020) 第四紀研究,56巻:129

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参照項目:8.2kaイベント

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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