日本大百科全書(ニッポニカ) 「グンデストゥルップ」の意味・わかりやすい解説 グンデストゥルップぐんですとぅるっぷGundestrup デンマークのユトランド半島北部にある泥炭地遺跡。鉄器時代前半(前100ころ)に属する銀製の大鉢が発見されている。この大鉢は、直径70センチメートルあり、器の上半部は、神像や動物像などを打ち出した方形の銀製プレートを表裏貼(は)り合わせて横につないでつくっている。これらの像は、南のケルト人の神話的モチーフを表し、ケルト人の製作したものが、なんらかの理由で北方ゲルマンの地に伝わり、奉納品とされたものである。[前田 潮][参照項目] | ケルト人 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例