けまく(読み)ケマク

デジタル大辞泉 「けまく」の意味・読み・例文・類語

けま‐く

《過去推量の助動詞「けむ」のク語法》…(し)ただろうこと。…(し)たということ。
「朝去らず行きけむ人の思ひつつ通ひ―は」〈・四二三〉

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関連語 実例 朝宵 初出

精選版 日本国語大辞典 「けまく」の意味・読み・例文・類語

けま‐く

  1. ( 過去推量の助動詞「けむ」のク語法 ) …したであろうこと。…たということ。
    1. [初出の実例]「はしきよし その妻の子と 朝宵に 笑みみ笑まずも うち嘆き 語り家末久(ケマク)は」(出典万葉集(8C後)一八・四一〇六)

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