最新 地学事典 「コクリオドゥス類」の解説
コクリオドゥスるい
コクリオドゥス類
学◆Cochliodontiformes 英◆cochliodonts
古生代の軟骨魚類の一グループ。現生のギンザメ類と同様な歯板の化石で知られる。巻いた(cocl)歯(odous)の意味。分類上の位置についてはさまざまな説があったが,R.Lund(1986)は,全頭亜綱全頭形上目の一目とし,これをミリアカントゥス類(Myriacanthoidei)とコクリオドゥス類(Cochlio-dontoidei)の2亜目に分け,後者をコクリオドゥス科(Cochliodontidae)・メナスピス科(Menaspidae)に二分した。コクリオドゥス科はデボン紀後期~ペルム紀中期,メナスピス科は石炭紀前期~ペルム紀後期,ミリアカントゥス類はジュラ紀に生息した。日本からは,岐阜県高山市上宝町の一ノ谷層(石炭紀中~後期)や同県大垣市の赤坂石灰岩下部層(ペルム紀中期)などから歯板の化石が産出している。
執筆者:後藤 仁敏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

