コミュニティ・ペーパー(読み)こみゅにてぃぺーぱー(英語表記)community paper

日本大百科全書(ニッポニカ) 「コミュニティ・ペーパー」の意味・わかりやすい解説

コミュニティ・ペーパー
こみゅにてぃぺーぱー
community paper

アメリカの大都市郊外の町に発達した新聞suburban paperや、郡(カウンティ)などを頒布エリアとして定着している新聞の総称。このような新聞のつくり方は、第二次世界大戦後、日本の新聞の地方版(地域版)の紙面づくりにCP方式として大きな影響を与え、地域密着の重視が励行された。この傾向はその後も続き、県域の規模より狭い地域で出される地方紙=郷土紙・地域紙、都市近郊のタウンペーパー、地域情報を盛り込んだフリー・ペーパー(無代の広告新聞)が盛況を示すようになり、現在わが国でコミュニティ・ペーパーといえば、これらをさすまでになった。

[桂 敬一]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android