さびる(読み)サビル

デジタル大辞泉 「さびる」の意味・読み・例文・類語

さ・びる

[接尾]《上一段型活用[文]さ・ぶ(上二)》名詞に付いて、そのものらしく振る舞う、そのものらしくなる意を表す。「神―・びる」
みこも刈る信濃の真弓我が引かばうま人―・びて否と言はむかも」〈・九六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のさびるの言及

【アユ(鮎)】より

…産卵間近のアユは,体が黒ずみ腹部は赤く色づき雄では体表に〈追星(おいぼし)〉と呼ばれる白い小さな突起が生じ,手でさわるとざらざらした感じになる。このような状態を〈さびる〉といい,さびアユと呼ぶ。年魚の名のとおり,産卵が終わるとアユは死亡するが,水温の低いところに生息したものや餌が十分とれず成熟しなかった一部は越年することもあり,〈越年アユ〉または〈古瀬(ふるせ)〉などと呼ばれる。…

※「さびる」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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