信濃(読み)しなの

精選版 日本国語大辞典の解説

しなの【信濃】

[1] 東山道八か国の一つ。平安時代、勅旨牧(御牧)一六が置かれ、各地に荘園が開かれた。中世、これらの勅旨牧や荘園から多くの豪族が発生し、戦国時代には小笠原・村上・諏訪・木曾・上杉・武田の諸氏がその勢力を争った。江戸時代は小藩が分立。明治四年(一八七一)の廃藩置県後に長野・筑摩の二県が置かれ、同九年統合されて、現在の長野県となる。信州。科野。
[2] 〘名〙 「しなのもの(信濃者)」の略。
※雑俳・柳多留‐三(1768)「おばすてをしなのに聞けばいもで居る」

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

信濃
しなの

旧日本海軍最大の航空母艦。太平洋戦争中に大和型戦艦より改造。 1944年 11月横須賀工廠で竣工。基準排水量6万 4800t,速力 27kn。飛行機搭載数は常用機 42,補用機5。 44年 11月 29日,初航海中,潮岬沖でアメリカ潜水艦『アーチャフィッシュ』に撃され沈没。

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世界大百科事典内の信濃の言及

【航空母艦】より

…大戦末期には,航空機の大型重量化および大量運用のために,空母はますます大型化し,アメリカはミッドウェーMidway型(約4万5000トン),イギリスはイーグルEagle(約3万7000トン)およびアーク・ローヤル(約4万3000トン)の建造を開始したが,完成はいずれも戦後に持ち越された。日本では,大和型戦艦の3番艦を急きょ計画変更して信濃(約6万2000トン)を建造した。 一方,これら正規空母のほかに大戦中,戦線が拡大し,空母の損耗が激しくなるにつれ,戦時補充として多数の軽空母,護衛空母が建造された。…

【大和】より

…大戦中は連合艦隊旗艦として使用されたが,航空主体の近代海戦においてはすでに主砲威力を有効に発揮する機会がなく,戦争末期の45年4月,水上特攻部隊として沖縄に向け出撃し,九州南西方において多数の米艦載機の攻撃を受けて沈没した。なお,2番艦〈武蔵〉は42年三菱長崎造船所で完成,44年10月レイテ沖海戦において沈没,3番艦〈信濃〉は,建造途中で航空母艦に改装され,44年11月横須賀海軍工廠で完成,同月潮岬沖で潜水艦の雷撃により沈没,4番艦は開戦後建造が中止された。【本多 一郎】。…

※「信濃」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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