サードパーティロジスティクス(読み)サードパーティーロジスティクス(その他表記)third party logistics

デジタル大辞泉 の解説

サードパーティー‐ロジスティクス(third party logistics)

3PL

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日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

サードパーティ・ロジスティクス
さーどぱーてぃろじすてぃくす
third party logistics
3rd party logistics

荷主に対して効率よく運営するための物流改革を提案し、包括して物流業務を受託し遂行すること。略称3PL。システム物流ともよばれる。ブランドメーカーなどのファーストパーティ、卸売事業者などのセカンドパーティとは異なり、物流専門事業者であるサードパーティは荷主業者、荷受業者の双方に直接の利害関係がない。そのためもっとも効率的な物流インフラを提供できるとされている。3PLの形態は、自社で車両や倉庫などの物流資産(アセット)をもつアセット型と、自社では物流資産をもたず外部の輸送業者や倉庫業者を利用するノンアセット型の2種類に大別される。日本でも、日本通運、日立物流など多くの大手物流事業者がコンサルティングを含む3PLを提供している。とくに、これまでは自動車部品メーカー、電機メーカーなどのファーストパーティが保有していた物流拠点を買収し、その物流業務をアウトソーシングで請け負うことで規模を拡大してきている。世界最大手はアメリカのプロロジスPrologis。同社は2002年(平成14)に日本に進出し、これまで関東を中心に60以上の物流施設を開設・運営している。

[編集部]

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