ざ桑育(読み)ざそういく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ざ桑育」の意味・わかりやすい解説

ざ桑育
ざそういく

桑の葉を適当な大きさに刻んで与える蚕の飼育法。稚蚕期は主としてこの飼育法によっている。桑の葉を切って与えるためしおれやすいので,補湿育と併用することで,常時,新鮮な葉を十分に与えることができる。桑の葉を切る大きさは蚕の体長の3倍を一辺とする正方形であるが,催眠期には細長い短冊形に切る。ざ桑育は2齢または3齢までで,春蚕期には2齢までが普通である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android