シノピア(その他表記)sinopia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シノピア」の意味・わかりやすい解説

シノピア
sinopia

赤褐色の顔料。小アジアのシノペで古くから赤土を産したためこの名がある。特にフレスコ画制作のとき,下がきとして用いられた。またそのフレスコの下がきそのものをさす。現在では修復技術の進歩により,ルネサンス期のフレスコのシノピアをみることができる。

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世界大百科事典(旧版)内のシノピアの言及

【フレスコ】より

…このように技法的に完成されたフレスコは,とくにブオン・フレスコbuon fresco(〈純良のフレスコ〉の意)と呼んで区別される。原寸大下図としては,初めにシノピアsinopiaが,次いでカルトンが用いられた。シノピアとは本来,赤色顔料,赭土(しやど)のことであるが,この種の顔料で描かれている場合が多いために転用されるにいたったもので,粗塗り漆喰の上にじかに描かれた原寸大下図のことである。…

※「シノピア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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