スミイカ(読み)すみいか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スミイカ」の意味・わかりやすい解説

スミイカ
すみいか / 墨烏賊

軟体動物門頭足綱コウイカ科に属するコウイカ、シリヤケイカの俗称。墨汁嚢(のう)から出す墨汁が多いのでこの名がある。

[奥谷喬司]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「スミイカ」の意味・わかりやすい解説

スミイカ (墨烏賊)

主としてコウイカ(ときにはシリヤケイカなども)に対する市場名または遊漁者間の通称。死ぬと括約筋が緩んで墨汁囊からインクがだらだらと出るところからこう呼ばれる。
コウイカ
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のスミイカの言及

【コウイカ】より

…触腕掌部には10~16列の同じ大きさぐらいの小吸盤が並ぶ。背面の外套(がいとう)に包まれて石灰質の貝殻(甲)があるのでこの名があるが,その後端が針状に突出し鋭いのでハリイカともいい,またマイカとも呼ばれ,釣師や市場ではスミイカと称される。本州中部以南,オーストラリア北部,アフリカ沖まで分布する。…

※「スミイカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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