ソー活(読み)ソーカツ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソー活」の意味・わかりやすい解説

ソー活
そーかつ

ツイッターTwitterやフェイスブックFacebookなどのソーシャルメディアを利用した就職・採用活動。ソーシャルメディアの「ソー」、および学生企業双方向の情報交換という意味の「双(そう)」と、就活(就職活動)の「活」を組み合わせた造語である。スマートフォンの浸透とともにフェイスブックの利用者が急増した2011年(平成23)は、「ソー活元年」とよばれている。2014年度の新規卒業生採用に向け、就職情報をフェイスブックの専用ページに掲載している企業は2000社以上に上り、ソーシャルメディアを就職活動に利用している学生も全体の4割以上を占めると試算されている。

 一般的な利用方法としては、フェイスブックなどのSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)に、学生は経歴や自己PRを企業向けに、一方、企業は採用情報を掲載する。また、ツイッターを利用し、関心のある企業をフォローしている学生に向け、その会社の人事部や採用担当者が新卒採用に関連した情報やイベントの予告などを発信する。ツイートのフォロー、企業のソーシャルメディアにファン登録をしている学生は、コメントの投稿や質問などで、相互に必要な情報のやりとりができる。セミナー面接などでの就職活動とは別に、企業側にとっては意識の高い学生の活動を知る機会になり、就職希望の学生にとっては、志望している学生同士が出会い、情報交換をするきっかけになっている場合も多い。

[編集部]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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