ダルツェンス縮合(読み)ダルツェンスシュクゴウ

化学辞典 第2版 「ダルツェンス縮合」の解説

ダルツェンス縮合
ダルツェンスシュクゴウ
Darzens condensation

アルデヒドまたはケトンとα-ハロカルボン酸エステルをエーテルベンゼンなどに溶かし,ナトリウムエトキシドやナトリウムアミドなどの塩基を作用させると,オキシランカルボン酸エステル(グリシド酸エステル)を生成する反応.グリシド酸エステルは,加水分解して遊離酸にしたのち加熱すると,脱炭酸してアルデヒドを生成するので,たとえばアルデヒドR-CHOからC原子が1個多いアルデヒドRCH2-CHOを合成するのに利用される.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む