デジタル大辞泉 の解説 チャーグストラウス‐しょうこうぐん〔‐シヤウコウグン〕【チャーグ・ストラウス症候群】 好酸球性多発血管炎性肉芽腫症の旧称。1951年に初めて報告した二人の病理学者の名から。2012年に現名称に改められた。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
知恵蔵mini の解説 チャーグ・ストラウス症候群 全身の末梢血管に炎症が生じる疾患。「アレルギー性肉芽腫性血管炎」とも呼ばれる。一般に、気管支喘息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー症状が先行して現れ、数年後、全身の末梢血管に炎症が起こる。これにより、発熱、体重減少、末梢神経障害、紫斑、関節痛・筋肉痛、腹痛、胃・腸の消化管出血などの症状が引き起こされる。まれに脳出血・脳梗塞、心筋梗塞・心外膜炎、消化管穿孔などの重篤な臓器障害が生じる場合もある。30~60歳での発症が多く、やや女性に多く見られる。ステロイド薬による治療が一般的で、治療には1年以上を要する。早期治療によって血管の炎症は治癒するが、末梢神経障害が残ったり、再発したりするケースもある。患者数が少なく原因の究明が困難であることから、厚生労働省による難治性疾患克服研究事業の対象疾患の一つに指定されている。 (2014-2-20) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 チャーグ‐ストラウス症候群ちゃーぐすとらうすしょうこうぐん →好酸球性多発血管炎性肉芽腫症 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例