精選版 日本国語大辞典 「とった」の意味・読み・例文・類語
とっ‐た
※浄瑠璃・根元曾我(1698頃)二「義秀が後さま、やらぬとったとすがりつく」
[2] 〘名〙 捕手(とりて)が「とったとった」と叫ぶところから転じて、捕手。特にその役を演ずる役者をいう。
※浄瑠璃・傾城吉岡染(1710頃)中「親子三人山家にかくれうへ死せんも口おしかるべし、訴人有てとったに逢ばそれ迄」
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