ナルバダゾウ(その他表記)Elephas namadicus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ナルバダゾウ」の意味・わかりやすい解説

ナルバダゾウ
Elephas namadicus

長鼻目ゾウ科の化石種。模式種インドムンバイ (ボンベイ) に近いナルバダ川上流ゴダバリ層の産。肩までの高さ 4mに達する大型ゾウで,前頭骨前端鼻骨の上におおいかぶさるように隆起する。第四紀更新世中期のゾウで,インド,ミャンマーに多く産出する。

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世界大百科事典(旧版)内のナルバダゾウの言及

【パレオロクソドン】より

…化石ゾウの1グループで,1924年に松本彦七郎により,古代の(パライオス),屈曲またはゆがんだ(ロクソス),歯(オドントス)というギリシア語を合わせて命名された。模式種はインドのナルバダゾウP.namadicusである。ちなみに,アフリカゾウの属名はロクソドンタLoxodontaである。…

※「ナルバダゾウ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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