ニンフルサグ(その他表記)Ninhursag

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ニンフルサグ」の意味・わかりやすい解説

ニンフルサグ
Ninhursag

シュメール神話の地母神。水の神エンキと交わって,植物女神のニンサルまたはニンムを産んだ。エンキはこの娘とも交わってニンクラ女神をもうけ,さらにニンクラとも交わり,ウッツ女神を産ませた。エンキがこのウッツとも交合しようとしたとき,ニンフルサグは彼女にすすめて,エンキの愛を受入れる代償に,きゅうり,りんご,ぶどうを生じさせることをエンキに要求させ,そのあとでエンキとウッツの交合が行われると,そのとき流れたエンキの精液から8種類の植物を生え出させた。ところが,これらにまだ名前すら与えられないうちに,エンキがそれを食べてしまったので,激怒したニンフルサグはエンキを重い病気にかからせた。しかしエンキの死を恐れた他の神々のとりなしによって,ニンフルサグは,エンキを彼女の膣のそばに坐らせておいて,次々に8柱の治癒神たちを生み出し,彼の病気をすっかり治してやったという。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「アサーション」(assertion)とは、より良い人間関係を構築するためのコミュニケーションスキルの一つで、「人は誰でも自分の意見や要求を表明する権利がある」との立場に基づく適切な自己主張のことです...

アサーションの用語解説を読む