代償(読み)だいしょう

精選版 日本国語大辞典「代償」の解説

だい‐しょう ‥シャウ【代償】

〘名〙
① 本人に代わってつぐないをすること。他人に代わって弁すること。代弁。たてひき。〔宋史‐張汝明伝〕
② 他人に及ぼした損害のつぐないとして、その代価を払うこと。損害のつぐない。
※米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一「各州委員は、毎に費用を本州より受取り、以て非常の大戦に供給し、時には臨機緩急の際に臨みて、自費代償するにも至りしとなん」

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デジタル大辞泉「代償」の解説

だい‐しょう〔‐シヤウ〕【代償】

本人に代わってつぐなうこと。代弁。
他人に与えた損害に対して、金品や労力でつぐないをすること。「かけた迷惑の代償を支払う」
目的を達するために、犠牲にしたり失ったりするもの。「命を代償として勝利を手にする」
欲求などが満たされないとき、代わりのもので欲求を満たそうとすること。「代償行為」

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世界大百科事典内の代償の言及

【心臓肥大】より

… 循環障害があったり心臓のポンプ機能が低下すると,心臓の血液拍出量(心拍出量)を維持するために種々の調節機構が働く。これを代償というが,心臓肥大はこのような代償作用の一つで,肥大が起こると,心筋の収縮によって発生する張力は増大し,心臓の収縮力は増大する。しかし,肥大が進むと,負荷の増大による過度の伸展や収縮の不均衡によって,心筋の障害が起こったり,壁の肥厚による冠状動脈の分布の不足や心筋の収縮による冠状動脈への圧迫などから,血流の不足,とくに内壁の虚血による障害が加わって,心筋の一部が破壊され,繊維化する傾向がでてくる。…

※「代償」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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