ネアポリス(読み)ねあぽりす(その他表記)Neapolis

世界大百科事典(旧版)内のネアポリスの言及

【ナポリ】より


[歴史]
 古くは,海中に身を投じたセイレンの一人パルテノペの死体が流れつき,その墓がたてられた場所ということでパルテノペParthenopēとよばれた。ナポリの名はギリシア人がこの地に植民市を建設し,ネアポリスNeapolis(〈新市〉の意)としたことに由来する。前4世紀ローマの支配下に入り,次いで6世紀に東ゴートを破ったビザンティン帝国が治め,8世紀に独立の公領となった。…

【カバラ】より

…日本にも輸入されているマケドニア産の葉タバコの積出港である。古代にはネアポリスNeapolisと呼ばれて栄えた港で,近東からヨーロッパへ行く旅人がよく利用した。パウロも第2回の伝道でここからテッサロニケに向かっている。…

【シンフェロポリ】より

…クリミア半島の交通の中心として,観光基地の役割を果たす。前4~前3世紀にはスキタイ人の王国の首都ネアポリスNeapolisとして栄え,黒海沿岸のギリシア植民都市と交渉をもった。のちタタール人の要塞ケルメンチクKermenchikとなり,15世紀よりアク・メチェトAk‐Mechet’と称するタタール人の町となった。…

※「ネアポリス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む