ブルー教会(読み)ブルーきょうかい

世界の観光地名がわかる事典 「ブルー教会」の解説

ブルーきょうかい【ブルー教会】

フランス南東部、ローヌアルプ地方の中心都市リヨン(Lyon)の北北東約50km、ブールガンブレス(Bourg-en-Bresse)南東郊外のブルー(Brou)にある、ブルー修道院(Monastère de Brou)の教会堂(Église de Brou)。リヨンから列車で1時間のブールガンブレス駅下車。◇この修道院の正式名称は「サンニコラドトレンタン大修道院」(Saint-Nicolas-de-Tolentino de Brou)である。教会堂内部の後期ゴシック・フランボワイヤン様式の、内陣の荘麗な装飾や美しい霊廟(れいびょう)彫刻で知られる。神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世(1459~1519年)と最後のブルゴーニュ公女マリー(1457~1482年)との間に生まれた長女マルグリットが1506~1532年にかけて、狩猟中に事故死した夫のサヴォワ公の霊廟として建てたもので、彼女自身もここに葬られている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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