プロダクトプレイスメント(読み)ぷろだくとぷれいすめんと(その他表記)product placement

知恵蔵 の解説

プロダクトプレイスメント

映画作品、テレビ番組、テレビゲームなどの中で、企業の製品を使用したり、その製品や企業ロゴを映し出したりすることによって、消費者に広告という意識を持たせることなく、その製品の宣伝効果を狙う手法。テレビの場合、CM時のチャンネルスイッチや、テレビ録画機のCMスキップ機能の発達などにより、広告効果の低下が懸念される中で、プロダクトプレイスメントが脚光を浴びるようになった。古くは、スピルバーグ監督の映画『E.T.』(1982年公開)の中でE.T.がリース社のお菓子を食べる場面などで使われた。テレビドラマスポンサーになった自動車メーカーの新型車が、ドラマの中でさりげなく登場したりするなど、様々な場面でこの手法が用いられている。

(高橋郁夫 慶應義塾大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

ブランド用語集 の解説

プロダクト・プレイスメント

プロダクト・プレイスメントとは広告の一手法で、広告枠として用意された時間帯とは別に映画やテレビ番組の中に自社製品を登場させることをいう。

出典 (株)トライベック・ブランド戦略研究所ブランド用語集について 情報

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