ベッドイド(その他表記)Veddoid

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベッドイド」の意味・わかりやすい解説

ベッドイド
Veddoid

ベドイドともいう。類ベッダ人種の意で,インド南部,デカン高原の森林地帯に居住する形質的,文化的にベッダ族と似ている人種集団をいう。皮膚暗褐色で,低身長であるが,額はまっすぐで,眉稜はあまり突出しておらず,ベッダ族とは区別されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のベッドイドの言及

【インド】より

…有史以前から,数多くの民族移動の波が相次いでこの地に打ち寄せてきた。類型は必ずしも明確に区分できないが,人種的には,ベッドイド(原オーストラロイド),ニグロイド,モンゴロイド,コーカソイドの大きな人種型がこの地に併存し,また混交している。歴史的にみると,まず有史以前の先住民としてニグロイド型とベッドイド型の人種が存在した。…

※「ベッドイド」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android