マイエフスキー(読み)まいえふすきー(その他表記)Николай Владимирович Маиевский/Nikolay Vladimirovich Maievskiy

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マイエフスキー」の意味・わかりやすい解説

マイエフスキー
まいえふすきー
Николай Владимирович Маиевский/Nikolay Vladimirovich Maievskiy
(1823―1892)

ロシア砲術家。近世弾道学の礎(いしずえ)をつくる。1843年モスクワ大学卒業。1846年ペテルブルグ・ミハイロフ砲術学校将校学級卒業。1858年ミハイロフ砲術アカデミー教授。1863年ロシア陸軍省の命でプロイセンのクルップ工場に派遣され、そこで無旋条砲(むせんじょうほう)とライフル(旋条)砲との比較実験を行い、ライフル砲の優秀さを導き出すとともに実験抗力式をつくり、発展させ、1870年にそれまでの経験的な射撃方法を精密な砲外弾道計算で求める方法へと発展させた。

[猪口修道]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android