翻訳|rifle
小銃や大砲などの銃身あるいは砲身の筒の内面に施したらせん状の浅い溝をいう。ライフルは,発射薬の燃焼ガスの漏れをおさえるとともに,弾丸に回転を与えて弾道を安定させる役目をする。拳銃,小銃,機関銃(砲),空気銃,榴弾砲,加農砲などはライフルを施している。一方,砲(銃)身の筒の内面が滑らかなものを滑腔砲(銃)といい,火縄銃,散弾銃,迫撃砲などのほか,最近の戦車砲などはそのようになってきている。1742年,イギリスのロビンスBenjamin Robins(1707-51)が,《砲術の新原理》の中で弾丸に旋動を与える効果について発表し,理論的に証明していたが,アメリカ独立戦争(1776-83)で施条小銃が使用され,その効果が実証された。その後,施条を火砲に応用しようとする研究が行われ,1820年代から実際に施条砲が作られはじめた。なお,ライフルといった場合,小銃を指す場合も多い。
執筆者:津村 秀一郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…近距離における対人用の個人携行火器。ライフルrifleもしくはライフル銃と通称されることがある。
[構造]
小銃は拳銃,大砲などと同様,一端を閉じた管の中で火薬(これを発射薬という)を爆発させ,そのときに発生するガス圧で弾丸を発射させるものである。…
…近距離における対人用の個人携行火器。ライフルrifleもしくはライフル銃と通称されることがある。
[構造]
小銃は拳銃,大砲などと同様,一端を閉じた管の中で火薬(これを発射薬という)を爆発させ,そのときに発生するガス圧で弾丸を発射させるものである。…
…狩猟に使用する銃。一般には散弾銃を指していうことが多いが,ライフルも含めて総称される。いずれも乙種狩猟免許を必要とする。…
※「ライフル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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