マウスガード

デジタル大辞泉 「マウスガード」の意味・読み・例文・類語

マウスガード(mouthguard)

ボクシングなどのスポーツで、競技者が口に入れて、歯や口中損傷を防ぐための用具マウスピース

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

六訂版 家庭医学大全科 「マウスガード」の解説

マウスガード
(歯と歯肉の病気)

 ラグビーサッカー、ボクシングなど、いわゆるコンタクトスポーツでは選手同士の接触や用具との接触で、口のまわりや口のなかを切る、歯が欠ける・抜ける、さらにはあごの骨を折るなどの事故が起こることがあります。このようなスポーツによるけがから口やあごなどを保護する装置として、マウスガードがあります。

 歴史的には、1913年ごろ英国のボクシング選手によって使われたのが始まりといわれています。その後、米国においてフットボールを中心にその効果が認められ、現在多くのコンタクトスポーツで使用されています。

 マウスガードは外部からの衝撃を吸収することで口のまわりの組織を保護する役割を果たしますが、間接的に脳へのダメージを減らすので、脳震盪(のうしんとう)の予防効果もあります。また、運動能力が向上するという報告もあります。

 マウスガードは、大別するとスポーツ用品店などで入手可能な市販品と歯科医院で製作するものの2種類があります。本人の口にぴったりと合っている点で、歯科医院で製作したものがより優れています。

出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android